タイのプーケットで開催されるベジタリアンフェスティバル【閲覧注意】
2015/04/04
タイのプーケットといえば、リゾート地として有名ですが、このプーケットで毎年開かれる「ベジタリアンフェスティバル」は常軌を逸しています。
中国系も多く住むプーケットでは、中国の暦(太陰暦)で9月9日に当たる、9月の終わりから10月の頭にかけての9日間にわたってこの祭りが開かれます。
このベジタリアンフェスティバルの起源は、1825年に中国からやってきた歌劇団がプーケット島でマラリアに罹ってしまったことに端を発しています。
病気にかかった彼らは、体と心を清めるために厳格な菜食を行い、神に祈ったところ病が治ったことから、毎年菜食の儀式が行われるようになったということです。
これだけだと、よくあるお祭りの一つと思われるかもしれませんが、このベジタリアンフェスティバルが異常なのはここからです。
祭りに参加する一部の信者たちは、自らの頬にいろんなものを串刺しにします。
串刺しというと、焼き鳥とかシシカバブなんかを指すような串を想像するかもしれませんが、そんなものではありません。
ナイフはもちろん、ボムホースやピストル、オートバイのマフラーなどなど、何でそれを串刺しにするの?と不思議に思うようなものまでが頬を貫通しています。
こんなことして、大丈夫なのか心配になりますが、どうも彼らは一種のトランス状態になっているようで、この時はあまり痛みは感じていないのかもしれません。
また、このような串刺しをした人たちを神が災いから守ってくれると信じられていることも彼らをこのような行動に走らせる要因になっているのかもしれません。(この時点で、もう十分に災難と思いますけど。。。)
2011年の祭りの時には、74人がケガをして、1人が死亡したと報告されているようで、みんなが無事に祭りを終えたわけではないようですね。
ちなみに今年は、9月23日から10月4日まで開かれるようです。観光ツアーも開催されているようですが、個人的には行きたくないですね。
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