テディベア 本当の名前の由来
2015/04/04
「テディベア」といえば、愛くるしいクマのぬいぐるみで、長年にわたって人気を博していますが、なぜ、テディベアという名前がついたというと、このようなエピソードが名前の由来として、紹介されています。
1902年のこと、アメリカ大統領のルーズベルトは趣味であるクマ狩りに出かけました。
その日は、あいにくクマを仕留めることができていなかったのですが、傷を追った子グマを猟犬が追い詰めていました。
従者は、大統領を呼びクマを仕留めるよう促しましたが、ルーズベルトはこれを拒否しました。
「瀕死のクマを撃つのはスポーツマン精神に反する」というのがその理由でした。
このエピソードは、新聞で紹介され、セオドア・ルーズベルトのニックネームである「テディ」の名を冠したクマのぬいぐるみが売りだされ、アメリカ中でブームが起こったということです。
しかし、この話には続きがあって、確かにルーズベルトは瀕死の子グマを撃つことは拒否しましたが、同行していた記者たちに見えないところで、従者の一人に熊を撃つように命令していました。
なんだか、先ほどの美談がいっきに崩れ去ってしまいました。
表向きは、自分のイメージをよく見せるために「スポーツマン精神」などと、ぬかしておいて、影で手を回し自分の手を汚さないなんて、非常にいやらしい話ですね。
ぬいぐるみを作った人は、この裏話を知ってて作ったのかどうか定かではありませんが、こうして100年以上にもわたって、テディベアが子どもたちに愛されている現実を見ると、商業的には大成功というわけです。
現在の世の中でも、似たような話はたくさんあるのかもしれません。
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