千葉県 旧小湊町の心霊スポット
2015/04/04
千葉県の勝浦市から鴨川市にかけ、切り立った断崖があります。
この地域を「おせんころがし」といって、ちょっとした観光名所になっています。
なぜ、「おせんころがし」なんて変な名前が付いているかというと、昔、この土地の豪族の一人娘にお仙という子がいましたが、心優しい彼女は、当主である父親がとても強欲で、村人に高い年貢をかけていることに心を痛めていました。
お仙は、そんな父を改心させようとしましたが、失敗に終わり、この崖から身を投げたという話がおせんころがしの由来だと言われています。
実は私は、この近くに住んでいたことがあって、このおせんころがしのすぐそばで、魚や貝をとったりして遊んでいました。
しかし、この土地には、おせんころがしの秘話をはるかに凌ぐ恐ろしい殺人事件があったことを知った時は、ぞっとしました。
事件の概要はこうです。
1951年の秋、行商に出たまま行方不明になってしまった夫を探しに、3人の子供を連れた女性が、勝浦駅(興津駅との情報もある)に降り立ちました。
そこで出会った、栗田源蔵(犯人)は言葉巧みに母子らをおせんころがしへ誘い出し、5歳の長男と7歳の長女を次々と崖から投げ落とします。
ショックで座り込む母親の衣服を剥ぎ取り、強姦した後、崖から投げ落とし、最後に眠っていた次女も投げ落としました。
さらに、栗田は崖の途中に引っかかっている、母子たちを石で殴り、完全に息の音を止めました。
この犯人は、後に死刑が執行されましたが、この事件の他にも殺人事件を複数起こしており、おせんころがしの件を含めると全部で8人も人を殺しています。
このような凄惨な事件があったことも要因なのか、この場所は自殺の名所だとか、心霊スポットだとか言われています。
なんでも、この場所で写真を撮ると、霊が写ったり、激しい頭痛に襲われたりするということです。
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