マンボウは世界最大の硬骨魚で刺し身で食べてもおいしい?
2015/04/04
そのひょうひょうとした姿から、親しみの持てる魚の「マンボウ」は、サメなどの軟骨魚類を除いた硬い骨を持つ魚の中では、世界最大級の大きさを持ちます。
最大のものになると、体長が3.3メートル、重さは2トンを超えるまでに成長します。
普通の魚には付いている尾びれや腹びれはなく、上下に長く伸びた背びれと尻びれを互い違いに動かして、泳ぐ姿はとてもユーモラスです。
このような変わった泳ぎ方をするため、マンボウは泳ぎは得意とはいえず、水族館などで飼育することは難しいようです。
私は、以前に鴨川シーワールドでマンボウを見ましたが、水槽の内側にグルっとネットのようなもので囲っていました。
マンボウはフグの仲間ですが、毒はないので、漁港の近くでは刺し身で食べられるところがありますが、表面に無数の寄生虫がいるので、むしろそちらの方を気にしたほうがいいかもしれません。
でも、房総なんかでは普通に刺し身で提供されていたり、たまにスーパーで切り身を売っていたりするので、まぁ大丈夫んなんでしょう。
マンボウの身は、かなり水っぽいので、上がったその日でないと食べることはできません。また、日が経つと臭みも出るので、やっぱりとれたその日に食べきってしまうしかないのかもしれません。
私も、食べたことはありますが、個人的にはそれほど美味しいとは思いませんでした。
観光客相手に「珍味」としてそこそこのお値段で出されていることも多いですが、あまり期待しないほうがいいかもしれません。
余談ですが、「赤マンボウ」というマンボウと、形は似ているけど、まったく別の種類の魚がいますが、これは、「リュウグウノツカイ」の仲間です。
赤マンボウも体長が2メートルに達する個体もあるようで、そこそこ大きな魚です。
この赤マンボウは、回転寿司などで「ネギトロ」の材料として使われています。
この魚の身をミンチにして、植物油などを混ぜるとネギトロ風になるので、マグロの代用品として使われていることがあります。
マグロだと思って食べていたら、実は赤マンボウだったということも結構あるようです。
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