メンタルマッスル:4つの姿勢で脳をだます
2015/04/04
私たちの脳は、私たちの体をコントロールしていると考えるのが通常ですが、逆に体のほうも脳に影響を与えることができます。
私たちの体と心は、お互いに協力しあって、この世の中を認知しています。
研究者は、休息している体から、そのようにシグナルを感じ取っているのかに注目しています。
体の使い方ひとつで、脳へ良い影響を与えるいくつかの方法を紹介します。
スマイルは脳へ落ち着きと幸福感を与える。
理由もないのに笑顔を作ることで、脳を欺き、ストレスを感じにくくさせたり、幸せな気持ちをもたらします。
ある実験では、参加者の口に箸を加えてもらい、強制的に笑顔を作った状態で、ストレスを感じる作業をしてもらったところ、無表情で作業をしたグループと比べて、ストレスを感じる度合いは低かったそうです。
似たような実験は1988年にも行われていました。
同じくペンを口に加えて、笑顔を作ってアニメを見たところ、なにもしないでアニメを見たグループよりも面白いと感じたそうです。
腕を広げると自分が力強く感じる。
あるポーズをすることで、力強く感じさせることができます。
研究者はこう言います。
体を広げる姿勢を保つことで、パーソナルスペースを広げることは、ホルモンを分泌を活性化して、よりパワフルになり、リスクを受け入れられるようになります。
ある実験では、参加者にパワフルに感じるポーズとそうでないポーズをとってもらい、2ドルの掛け金でギャンブルをしてもらいました。
パワフルな姿勢でギャンブルを行った人は、積極的に掛け金を倍にするためにリスクを取る方を選びました。
どういうわけか、パワフルなポーズを取ることは、女性のほうがより男らしい行動を取らせる結果となりました。
賢くなるために昼寝をしよう。
短時間の昼寝は疲れきった脳に休息を与えます。
実験によると、昼寝は夜間の睡眠に匹敵するという結果もあります。
昼寝は、記憶力と学習能力を増進し、メンタルも強くしてくれます。
座禅のポーズは落ち着きをもたらす。
瞑想というと、気持ちを落ち着かせるために意識をコントロールすることが、大事だと思われていますが、研究によると、体を瞑想する姿勢(座禅を組むなど)にして、深く呼吸をするだけで、気持ちがクリアになるそうです。
姿勢と呼吸を意識するだけで、心を落ち着かせることができるということが、最近の研究でわかってきたようです。
どうしても気持ちが、落ち込んでしまうという時には、騙されたと思って姿勢だけでも変えてみてはどうでしょうか?
source:livescience
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