オオコウモリ(メガバット)は世界一大きなコウモリの種類
2015/04/04
コウモリといえば、子供の頃に街灯の下をヒラヒラと飛んでいたのをアミで捕まえようと何度もトライしたけど、ついに捕まえることはできなかった思い出がありますが、コウモリというのは実に多くの種類があります。
大きさでいうと、小さなものでは体長が6センチものから、血を吸うもの、フルーツを食べるものなど非常に多岐にわたります。
今回紹介するのは、世界で一番大きな種類の「メガバット(オオコウモリ)」で、翼を広げた長さが1.7メートルにもなります。
小型のコウモリが、超音波を発して獲物を捉えるために目が小さいのが、特徴的なのに対して、オオコウモリは目が非常に発達して視覚で獲物を捉えます。
フライングフォックスの異名を持つだけあって、狐のような顔をしていますが、見ようによっては猿のようにも見えます。
以前にこのブログで紹介した、未確認生物である巨大コウモリ「アフール」は、もしかしたら、この種類のコウモリのひときわ大きな個体なのかもしれません。
しかし、このオオコウモリの主食は果物などの植物性のものなので、アフールのようにかぎ爪で川魚を襲って食べるという話とは大きく異なります。
オオコウモリは、熱帯地域に生息していて、エボラ出血熱やコロナウィルスなどの宿主になっている場合があるため、むやみに捕まえたりするのは危険です。
幸い、日本にはオオコウモリは生息していませんが、日本にいる小型のコウモリでも狂犬病のウィルスを持っている可能性があるようで、ここ数十年間、日本では狂犬病の発症はないとはいっても、むやみに捕まえようとしないほうが良さそうですね。
ちなみに、少年時代の私は、コウモリをアミで捕まえたら、ペットして飼おうと思っていました。
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