コンゴの人食い魚「ムベンガ」
2015/04/04
アフリカのコンゴ川流域には、人喰い魚として知られる「ムベンガ」という肉食魚が生息しています。
最も特徴的なのは、上顎だけで14本以上も生えている鋭く尖った歯です。
写真を見ると、歯というよりも牙と呼んだほうが、正しいかもしれません。
このムベンガは、見ればわかると思いますが、性格は獰猛でアマゾン川流域に生息するピラニアの仲間でもあります。
平均的な体長は1.5メートル位で、重さは50キロ位とされていますが、60キロ以上の個体や2メートル近い個体も報告されているようです。
この巨大な人食い魚は「ゴリアテ・タイガー・フィッシュ」とか「ジャイアント・タイガー・フィッシュ」と呼ばれることもあります。ゴリアテとは、聖書に出てくる巨人のことで、巨大なものを意味します。
タイガーフィッシュと呼ばれる理由は、体にシマ模様があるためですが、トラのようにはっきりと、シマ模様は見えません。
こんな恐ろしい魚ですが、海外からムベンガを釣ろうと、たくさんの釣り人が訪れているようです。
この魚は、その獰猛さ故に食いつきが良いのと、引きが強いことがアングラーたちにウケて、ゲームフィッシュの対称となる魚の中でも最も強い淡水魚と人気があるようです。
アフリカへ旅行する機会がある人は、トライしてみてはいかがでしょう?
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