史上最大の魚(リードシクティス)はジンベイザメの2倍もあった
2015/04/04
現在における世界最大の魚は「ジンベイザメ」で平均的な大きさは約11メートルです。
その次に大きい魚も同じサメの仲間の「ウバザメ」で、6〜9メートルとされています。
サメの骨は軟骨でできていて、「軟骨魚網」に分類されますが、固い骨からなる魚「硬骨魚類網」に属する魚はそれほど大きくならないのかというと、そうでもないようです。
太古の昔には、ジンベイザメの大きさをはるかに凌ぐ、全長21メートルとまるでクジラのような大きさの魚が存在していたことがわかっています。
その巨大な魚の名前は「リードシクティス」といって、1985年に尾びれの化石が発見され、その長さが3メートルもあったことから、全長が21メートルあったと推測されていますが、28メートルという推定もあるようです。
もし、人間が一緒に泳いだらこんな感じになります。
もちろん、この画像はCGですが、いかにリードシクティスが巨大な魚だったかがわかります。
リードシクティスには、4万本もの細かいヒゲのような歯が生えていて、ジンベイザメなどと同様に海中のプランクトンを歯で濾して、食べていたので、体は巨大ですが、おとなしい性格の魚だったようです。
なので、もし現代に存在していたら、写真のように一緒に泳ぐこともできたでしょう。
リードシクティスは性格がおとなしいため、当時の海に生存していた肉食の首長竜などに襲われていたようです。
それらの外敵に襲われないために、自らの身体をどんどん大きくしていった結果、ここまで巨大な魚になったようです。
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