ワールドカップ開幕セレモニーで披露したロボット技術 他
2015/04/04
ワールドカップサッカーが開幕されました。
ここでは、日本代表チームの活躍やスーパープレーについては触れませんが、ワールドカップのオープニングセレモニーで、ロボット技術の進化を目の当たりにする出来事がありましたので、紹介したいと思います。
29歳の「ピント」という青年は、下半身が麻痺していて、歩くこともできません。
その彼が、ロボットスーツを着用して、サッカーボールを蹴ったところで、ワールドカップ・ブラジル大会のキックオフとなったのですが、あまりテレビのニュースなどでは伝えていないようです。
どんな感じだったのかは、こちらの動画をご覧ください。
映像だけを見ると、サッカーボールをキックしたというよりは、つま先に当てただけという印象は拭いきれませんが、実は、画期的なテクノロジーが使われています。
何の説明もなく、動画を見れば、青年が手元でロボットを操作しているか、誰か他の人がコントロールしていると思いがちですが、このロボットスーツは青年のかぶっている電極付きのヘルメットが脳波を感知して動いています。
つまり、コントローラなどの操作機器を使うことなく、青年の脳で命令して、ボールを蹴っているわけですが、もちろん、歩いたり、片足で立つといった一連の動きも同時にやっているわけですから、いかにロボットの技術が進んでいるかがわかります。
以前に紹介したダンシングロボもかなりの完成度でしたが、この様子なら、あと何年かしたら、私たちの日常の中に普通にロボットが活躍しているようになるのかもしれませんね。
残念なロボット
先のような、感動的なロボットもあれば、ちょっと残念なロボットもあります。
こちらは、スナック菓子を食べさせてくれるロボットアームですが、これはちょっと恐ろしいことになってしまっています。
痛そうですね。これでは、お菓子を食べるのも命がけです。
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