本当にいた一つ目のサメ
2015/04/04
この奇妙な生物は、作り物ではありませんし、画像も加工したものではありません。
2011年7月にカリフォルニア湾にある島の近くで漁師が、妊娠しているサメを捕まえました。
その妊娠したサメのお腹の中には10匹の胎児がいましたが、そのうちの1匹が非常に変わった姿をしていました。
肌の色はサメにしては、白すぎで、これはアルビノ(先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患)であることがわかりますが、それ以上に驚きなのは、このサメの子供には目がひとつしかないことです。
しかも、頭というか、おでこの部分に相当する位置に、目玉があります。
本来、サメの体の先端には鼻があって、ここでいろんな情報を感知していますが、その先端の部分に大きな目があります。
この異様な姿をしたサメは、作り物ではないかという意見も出たようですが、専門家の調査によって、本物のサメに間違いないとされたようです。
このような姿であることから、おそらく生き延びるのは難しいことでしょう。
たまたま、妊娠したサメのお腹から出てきたので、我々の知るところになりましたが、もし、海の中で生まれていたら、すぐに死んでしまって、海の藻屑となるか、誰かの餌になっていたのかもしれません。
一つ目のサメの報告は、これがはじめてということではないようで、1980年代にもイスラエルで発見されたという報告があります。
この時の奇形のサメも同様に鼻がなく、目が一つだけだったそうで、通常よりも7週間早く生まれてきましたが、30分ほどで死んでしまったそうです。
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