青が鮮やかすぎるウミウシ ブルードラゴン
2015/04/04
一見すると、きれいな置物か何かに見えますが、ブルードラゴンと呼ばれるウミウシの仲間です。
ブルードラゴンは、南アフリカやヨーロッパ、オーストラリアの東海岸などの温暖な海域に生息しています。
とても鮮やかな色彩とは裏腹に攻撃的な捕食を行います。自分の体より大きなものでも飲み込むだけでなく、カツオノエボシなどの猛毒を持ったクラゲまでも食べてしまうというから、ちょっと信じがたいですね。
毒から身を守る粘液を分泌して、捕食した後は、毒までススるということです。
ブルードラゴンは、お腹にある浮袋を使って、水面に浮かびますが、逆さまの状態で浮かんでいます。
実は、この鮮やかな色の面はお腹ということになります。水面で水鳥などに狙われないための保護色ということのようです。
こんな色でカムフラージュになるのかと思うところですが、オーストラリアなどのきれいな海に生息していることを考えると、それも納得です。
写真にはありませんが、背中は、シルバーグレイで水中の魚からカムフラージュしています。
十分な食事が摂れないと、時にはブルードラゴン同士で共食いをすることもあるようですが、彼らは雌雄両性体なので、必要に応じて性別を変えるそうです。
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