アミティビルの超常現象
2015/04/04
アメリカ・ロングアイランドの南に位置するアミティビルの超常現象は何度も映画化された有名な話です。
1975年、ジョージ・ラッツと妻のキャッシーそして、キャッシーの3人の連れ子、ダニエル、クリストファー、ミッシーと飼い犬はこのアミティビルにある一軒家を8万ドルという格安で購入しました。
40年近く前の話ですが、相当安かったと思われます。
しかし、安いのには訳がありました。
ラッツ一家が引っ越してくる前の年、この家に住んでいたディフェイオ家の6人が何者かに惨殺されるという忌まわしい事件があったからです。
当初は、「ジョージは死んだ人は死んだ人だから関係ない」と気にしていませんでしたが、念のため、神父に家のお清めを依頼しました。
お清めの最中、神父は何かの気配を感じ、声を聞きましたが、ラッツ夫妻にはこのことは伏せていました。
そして、入居直後にキャッシーは、女性の香水の香りとともに誰かの手が肩に触れる感触を覚え、夫のジョージは決まって午前3時15分に目が覚めて、家の中に誰かの気配を感じていました。
さらに、超常現象はラッツ夫妻の子どもたちにも迫ってきました。
ある日、息子たちが階段を登っていると、黒い影が2人に迫ってきたり、ジョージが娘に本を読んであげていると、突然、花瓶が飛んできて、粉々に壊れてしまいました。
更に怪現象は、友人と遊んでいる子どもたちの目の前でも起こるようになり、壁からは緑色の粘液が染み出てきました。
トイレでは、真っ黒なタールが湧き出してきます。
そしてついに、ある晩、寝ていた妻のキャッシーの体が空中に浮かぶのを目の当たりにし、この家から逃げ出しました。
実はこの話には後日談があります。
この恐怖体験は書籍化されたあと、何度も映画化されたほど、有名な話ですが、実はこのストーリーはお金儲けを企んだ、ラッツ氏とディフェイオ一家を殺害した犯人の弁護士がでっちあげたものだったということが、明らかになりました。
ここまで、真剣に読んでいただいた方がいたら、がっかりさせてしまったかもしれませんね。
でも、だからといって、巷にある超常現象の全てがでっち上げと断定できるわけではありません。
ある学者によると、こういった超常現象の95%は嘘だったり、証言者の思い違いだったりしますが、残りの5%は現段階では、科学的に証明することができていないのですから。。。
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